たくさん聴かな、あかんやん。

都内在住私大生。自分の心に正直に書きます。

ベルリン・フィル鑑賞の翌日・22日には、ICE(Intercity-Express)で
Hamburg Hauptbahnhof(ハンブルグ中央駅)へ。

前の記事の通り、トランクがありませんでしたので、ベルリン中央駅で最低限の衣類を購入。列車の中では現地の方々が親切で話が弾みましたし、何より北ドイツの一面の銀世界は絶句もの(何故写真を撮らなかったのか!)。
凍てつくような景色で、こういう土地で温かい料理が好まれることや、ブラームスなどのように温かい音楽が生まれたということが納得できました。
そんな感動も束の間、列車が中央駅に到着すると、ホームには懐かしい友人の姿が。昨夏以来の再会でありました。(あ、どうでもいいことですが、もしハンブルグにこれから行かれる方でICEを使われる方は、終着駅に気を付けてくださいね。ハンブルグには4つの主要駅があり、中央駅は終点でないこともしばしばです)

9821f919.jpg

雪の積もったハンブルグ。温度は-3℃くらい?

ddeb996c.jpg

到着後すぐ友人と一緒に食べたのがこちら、カリーヴルスト(Currywrust)。
北国特有のやや濃いめの味付けで、スパイシーで美味しい。

baf19cc6.jpg

翌日、友人と中心地に出て見物していると、エルベ川沿岸に見たことのある建物が。
そう、老朽化が進むライスハレに代わり、ハンブルグのみならず北ドイツ随一のコンサートホールとなる、エルプ・フィルハーモニーです。確か、今秋完成だったかな?ヴィンヤード方式、ホールの音響は日本の建築会社が手掛けているそうです。

そして、ハンブルク最大の名物と言えるのがこちら、
ミニチュア・ワンダーランド(Miniatur Wunderland、HPはこちら)です。
世界最大の鉄道模型博物館としてギネスブックに登録済みで、実際見物すると本当に圧倒されました。
電車や建物の精密さはもちろんのこと、動物、人、車。。。全て一つ一つ違います。
幸いなことに、全てのエリアにおいてボタン操作でライト点灯やギミックの作動を楽しめます。
いやー、そこまで鉄道模型に関心が無い私がここまで無邪気に楽しめましたので、
好きな方はそれこそ一日中いても飽きないのでしょうね。
ちなみに、まだアフリカ、アジア等はなく、これから制作予定とのことですので、もっと巨大化します。

2e151991.jpg

スイス・エリア。ツェルマット、でかい!

160df375.jpg

製作途中ですが、ハンブルグ国際空港。私はここからウィーンへ発ちました。

f3eef062.jpg

そして、午後にはクリスマス・マーケットへ。
お菓子の甘~い匂い、色とりどりのクリスマス飾りやおもちゃ。楽隊の即興演奏。
人々でごったがえすマーケットは、活気に満ちあふれていました。
日本の友人へのお土産はほとんどここで買いました(チョコレート、ビスケット等)。

10487c2b.jpg


c04ff64c.jpg

(上)ピンボケですみません。そんな中、マーケットの「定番」だというのがこれ、グリューヴァイン(Glühwein)です。赤ワインを温めたもので、アルコール分は少なめ。ホントに温まりますよ・・・。
(下)グリューヴァインを飲む私。雪だるまではありません(爆)

こうして、友人達との楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
ヨーロッパの色々な都市を今回訪れましたが、正直ハンブルグは私にとって最高の街であります。
冬のこんこんと降り積もる雪の美しさ、伝統と革新の溶けあった落ち着いた街づくり。
そして何より、親友がそこにいるということ。

また行きたいです・・・。実際今書いていても、行きたくてうずうずしているんですよ。

c2273252.jpg

BMW in ハンブルグ国際空港。

ハンブルグ国際空港(ハンブルグ)~ウィーン国際空港(ウィーン)

24日早朝、名残惜しみながらもハンブルグを後にし、ウィーンにやってきました。
パリの悪夢とは打って変わって、何のトラブルも無しに到着でき、一安心。
先にウィーンに到着していた母とM本さんとそのお母様とも合流し、早速ぶらぶらと街歩き。

1ecdae00.jpg

どーん!!!いきなりシュターツオパー。道路に面しているんですよね。

90d051da.jpg

ケルントナー通り。マーラー通りも撮っておけばよかった・・・。

ebd8a785.jpg

シュテファン大聖堂。荘厳、の一言。母が、サラ・ブライトマンがここで行ったコンサートのライヴCDを買っていました。
ミサで合唱も聴きましたが、音響は信じられないほど素晴らしいです。

2d5b1841.jpg

ちょっと一休み。大聖堂の隣の小さなカフェで、有名なアップフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel、リンゴを薄い皮で包んだオーストリアの料理)をいただきました。ボリュームたっぷりの砂糖抜き生クリームではウィーンならではといったところでしょうか。美味しかったです。

0c39df43.jpg

サントリーホール前の「カラヤン広場」、シュターツオパー前のこちらが本家ですね。

bb657a1c.jpg

シュターツオパー内のCDショップ「ARCADIA」。品揃えはなかなかですが、高い。ただ、ウィーン・フィルのシェーンブルン・コンサートのみは安かったなあ。ちなみに、ウィーンには「EMI AUSTRIA」というEMIディスク限定のCDショップもありました。行ってませんが・・・。

25ca2441.jpg

ウィーン王宮庭園近く(?)のゲーテ像。

f7944226.jpg

同庭園内の、モーツァルト像。観光客だらけでした(お前もだ)。像の前の花壇はト音記号型です。

265e6081.jpg

国会議事堂です。いやー立派。

3b557b71.jpg


1104effc.jpg

そして、、ウィーン楽友協会です!
思ったより大きかったですww この時はキーシンやメッツマッハーのコンサートが近かったようでした。

と、建築物の紹介はこれくらいにして、再びシュターツオパーに戻りましょう。
c42c7a23.jpg

私がウィーンに到着する前日、母達はヴェルザー=メスト指揮の「ドン・ジョヴァンニ」を観ました。
いわゆる「読み替え」演出で、伝統的な衣装が見たかった母は少し残念がっていましたが、ピット内とはいえヴェルザー=メスト指揮のウィーン国立歌劇場管が聴けたのは贅沢ですね。
そういう私は、25日にバレエ「こうもり」を観てきました。
バレエです、オペラではありません!有名なローラン・プティのプロダクションです。
演奏は、ミヒャエル・ハラース指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団、コンサートマスターはフォルクハルト・シュトイデでした。

この日はクリスマスということもあって、客席は大部分が観光客の模様。地元の方は家で静かに過ごしていらっしゃるのでしょうね。鑑賞マナーもお世辞にも良いとは言えませんでした(第3幕が始まってすぐに赤ん坊の泣き声が・・・団員も苦笑い)しかし、何と一階席一列目右方というまたもや(!)良席に恵まれ、ウィーン国立歌劇場管の演奏は楽しめました(バレエについてはよく分かりません・・・結構笑えましたが)。
それにしても、分かり易過ぎるくらい演奏に対する姿勢が違いますね、ベルリンとウィーン。
ベルリンは先述のとおり、全身全霊を込めていますが、こちらは超リラックス(気が抜けていたわけではない・・・と願いたい)。この作品、よっぽど弾きなれているのでしょうね、もうバルトロメイさんとか隣と話しながら弾いています。こういう雰囲気は十分満喫できたので、なかなか楽しかったです。

5c41e19b.jpg

開演前のピット内。皆ぺちゃくちゃ喋りながらもさらっています。

b1e8534d.jpg

カーテンコール。左から指揮者ハラース、Vladimir Shishov、Olga Esina、Eno Peci。
ハラースは知らない指揮者でしたが、意外と良かった。オケに全権委ねてたからかな(笑)

ウィーン滞在の総括として、完全に音楽と観光に頼りきっているな、という印象を持ちました。
ベルリンは、新しい文化を発信できる活力が大いに感じられたのですが、ここはあまりそうでもないようです。いや勿論、建物もオーケストラも、いたる所に歴史があって素晴らしい街ですけどね。
この他にも、憧れだったホテル・ザッハーでの朝食など、色々と書きたいことはあるのですが、
あまりにも長すぎるので今回はここで終わります。
次回はプラハへ。

(次回に続く)

ハイ、表題の通り、明けましておめでとうございます!
今年もどうぞよろしくお願い致します!

まだ旅行記、デュトワのコンサート(+今年の名演)をアップしておらず、
呑気に正月ムードを満喫できる状態ではございませんが、
とりあえず毎年見ている東急ジルベスターコンサートは観ました。

コバケン指揮で、マーラーの「復活」終結部でしたが、
彼にとって、これまでのジルベスターの中でも最良の出来ではないでしょうか?
(演奏、タイミングの両面において)
楽しめました。

しかし、私はそれよりも御年80歳のロリン・マゼール指揮のベートーヴェン全曲演奏会の、
USTREAMによる無料ネット生中継を食い入るように聴いておりました。

本当に素晴らしかった!!!
マゼールの尋常でない眼力とその卓越した指揮ぶり(いやはやお元気)とイワキオーケストラの緻密かつ熱の入った演奏に圧倒され、少なからず会場の熱狂ぶりも味わえました。

twitterのあるつぶやきによると、マエストロは今日(1日)の朝7時に成田から離日するとか。
本当だとしたら、どれだけピンピンしてるんでしょうか・・・恐るべし。

それにしても、昨年はスクロヴァチェフスキ、ブロムシュテット、アーノンクール、プレートル、そして締めのマゼールなど、80歳超の老巨匠達による名演が多かったですね・・・。

今年もいい音楽に出会えることを願いましょう!

こんにちは。昨夕、プラハ→フランクフルト→成田へと飛んで帰ってきました。

今回が僕にとって人生初のヨーロッパ巡りで、20日から29日、9日間の旅でありました。
総括してみると、本当にあっという間の日々だったなぁと思います。
ウィーンのシュテファン大聖堂の壁、チェコのビアホールの床・・・。
あらゆる場所に、これまでヨーロッパが歩んできた輝かしくも苦難の多き歴史を感じ、感慨もひとしおでした。かつて大作曲家達がこのカフェでお茶をし、そしてこの道を歩きながらあのメロディを思いついたのか・・・そう思うと、作品への共感も増すものですね。
さて、無駄話はこれくらいにして、それでは早速旅行記を綴って参りたいと思います。

成田国際空港(千葉)~ シャルル・ド・ゴール国際空港(パリ)

12/20の朝、成田を出てパリへ。大雪のため欠航を心配していましたが、無事出発できました。
そして、コードシェア便でテーゲルへ・・・と思ったらここでまさかのCancelled「欠航」。雪が降っていたのは確かですが、既に峠は越えていたように思いましたが。そして、4時間ほど荷物を抱えたままシャルル・ド・ゴールで並び、クッタクタになったころようやくパリでのホテル及びつぎのフライト(翌日)のチケットを入手、バスでホテルまで向かい、午前1時頃就寝。

109adbcd.jpg

途方に暮れて力なく一枚。

シャルル・ド・ゴール国際空港(パリ)~ テーゲル国際空港(ベルリン)

翌朝、ホテルでの食事の後、再び空港に向かいます。フライトスケジュールを確認すると、今度は大丈夫そう。なんとか午後の便でベルリンへ向かいます。それにしてもこのシャルル・ド・ゴール、サービスといい造りといい、本当に酷い空港。二度と経由しないでしょう。そしてベルリンについてもまたトラブル発生。荷物がない。パリで、「荷物はちゃんとあるんですよね」と確認して、あるということだったのに・・・。最悪。トランクの行方を確かめるかめ、テーゲルにてクレームするも、到着していないとのこと(ちなみにまだありません)。
そうしている間にゲルギエフ指揮するベルリン・フィルのコンサートの開演時間が迫り、タクシーでホテルに急ぎ、その後はフィルハーモニーまで走ります(幸い、ホテルからフィルハーモニーまでかなり近かったです)。何とかホールに駆け込むと、既にコンサートマスターのガイ・ブラウンシュタインが入場していました。危なかった・・・・・・。そしてゲルギエフ入場。以前も書いたように、この日はゲルギエフにとって実に10年ぶりのベルリン・フィル指揮でありましたので、気合いが入っていたように感じられました。一階右方2列目という良席に恵まれたこともあり、マツーエフ、ゲルギエフそれぞれの鼻息や唸り声がダイレクトに聴こえてきます。ベルリン・フィルの誇るコンバス群も眼前で、物凄い気迫。
一曲目はシチェドリンの作品、交響的ディプティク(ドイツ初演)。力強い弦の響きや、諧謔なソロを披露したかと思えば炸裂する金管・打楽器群が壮烈な、如何にも「ロシア」といった作品でとても楽しめました。
つづいて、マツーエフをソロに迎えてのラフマニノフの第3番。マツーエフはゲルギエフ&マリインスキーとの来日公演でも急遽出演し、ショス1で会場を大いに沸かせたようですが、この日がベルリン・デヴュー。
オケの序奏に続き、しっとりと引き始めるわけですが、もう弱音のニュアンスから重厚な強奏まで、超絶的な芸術性。ゲルギエフもぴったりと合わせて、圧倒的なクライマックスを創り上げました。会場は大ブラヴォーで、マツーエフは花束を手にしてご満悦の様子。
さて、休憩後はいよいよ「展覧会の絵」。冒頭のペット・ソロ、ああいい音色だ~と思っていたら、一音吹き損じました。確かタルケヴィさんだったと思いますが、普段完璧な演奏を聴かせる方だけに会場では失笑が起こっていました(笑)。もちろん、その後はベラボーに巧かったですよ。
それにしても彼ら、いつも日本のオケばかり聴いているとその没入ぶりに圧倒されますね。
技巧は恐ろしいほどあるのですが、だからと言って余裕たっぷりに演奏するのではなくて、「音楽を創る」ということに全精力を傾けて弾いていて、音圧がすごいんです。
ゲルギエフの解釈も、01年?のウィーン・フィルを指揮したディスクよりもテンポがどっしりとしており、また細部の彫琢も緻密。ベルリン・フィルの重心の低い音色もそこに加わり、素晴らしい演奏となりました。客席も、スタオベにはなりませんでしたが盛況。久々の登場を歓迎していました。

882f3216.jpg

開演前のフィルハーモニー

9ebe0bd7.jpg

終演後、喝采に応えるゲルギエフとベルリン・フィル

(次回に続く)

こんにちは。

突然ながら、12/19よりヨーロッパに出ていまして、
パリ→ベルリン→ハンブルグときて、ただ今ウィーンにいます。

クリスマスシーズンということで、なかなかコンサートも取りにくかったのですが、
その中で12/21にはベルリン・フィルの演奏会を聴くことができました(こちら)。

このコンサートはゲルギエフにとって、実に10年ぶりのベルリン・フィル指揮でした。
詳細は、今回のヨーロッパ旅行全体を含めて、帰国後(12/30以降)アップしますね。

そういえば、12/18のデュトワの圧倒的ショスタコーヴィチもまだ書き終えていません・・・。

今しばらくお待ちください。それでは・・・。

先日、メルボルン・グラマースクールというオーストラリアの名門校(過去に総理大臣を3人輩出しています)のオーケストラが初来日しました。

2010年12月13日(月) 18:30開演 @蒲郡市民会館大ホール
メルボルン・グラマースクール交響楽団 蒲郡公演


吹奏楽:蒲郡ジュニア吹奏楽団
指揮:鈴木統久


オーストラリア国歌
日本国歌
小長谷宗一:前奏曲「翔きの瞬間」
J.S.バッハ(A.リード編):カンタータ147番「主よ、人の望みの喜びよ」
V.マッコイ:アフリカン・シンフォニー


管弦楽:メルボルン・グラマースクール交響楽団
指揮:マーク・ドラモンド
ピアノ:ダニエル・リー


ロッシーニ:歌劇「セビリアの理髪師」序曲
シューベルト:交響曲第8番「未完成」 第1楽章


---休憩(15分)---

サン=サーンス:ピアノ協奏曲第2番 第1楽章
「クリスマス・キャロル」より 「ウェンセラスはよい王様」「神の御子は今宵しも」
J.ウィリアムズ:「スター・ウォーズ」のテーマ

~アンコール~
外山雄三:管弦楽のためのラプソディ

大阪公演、東京公演の間に、何故か蒲郡公演が・・・
これはどうも、ビクトリア州と蒲郡の友好提携30周年を記念しての運びとなったようです。
それにしてもプログラムの「音楽のまち蒲郡」って、聴いたこと無いんですが。

この公演、無料だったから足を運んだというのは秘密です。

それはさておき、ほぼ中学生の団体ですから、熟成された響きを求める訳には勿論行きません。
技術的にもまだ学びの途中でしょうから、あれこれと感想を述べることも今回はしません。

ただ、蒲郡の吹奏楽団のレヴェルが意外にも高かったのは嬉しかったですね。
木管はメルボルンよりも安定していました。
それに比べ、金管のソロや音の抜けのよさはメルボルンに軍配が上がります。

また、サン=サーンスでのソリスト、コンマスも務めていましたが、恐れ入りますね。
個人的にはピアノに専念してはどうかと思っています。

最後のスター・ウォーズは難易度を下げるために編曲がされていたのですが、
見事なまでに原型をとどめていませんでしたね(爆)唖然としました。
ちなみにアンコールの外山雄三は、ウッドブロック奏者の紅潮した顔が印象的でした・・・

最後の合同演奏でもいい感じに盛り上がり、良い演奏会となったのではないでしょうか?

それでは。

このページのトップヘ