January 02, 2011
第1回ヨーロッパ旅行 Part 2: Berlin - Vienna
ベルリン・フィル鑑賞の翌日・22日には、ICE(Intercity-Express)で
Hamburg Hauptbahnhof(ハンブルグ中央駅)へ。
前の記事の通り、トランクがありませんでしたので、ベルリン中央駅で最低限の衣類を購入。列車の中では現地の方々が親切で話が弾みましたし、何より北ドイツの一面の銀世界は絶句もの(何故写真を撮らなかったのか!)。
凍てつくような景色で、こういう土地で温かい料理が好まれることや、ブラームスなどのように温かい音楽が生まれたということが納得できました。
そんな感動も束の間、列車が中央駅に到着すると、ホームには懐かしい友人の姿が。昨夏以来の再会でありました。(あ、どうでもいいことですが、もしハンブルグにこれから行かれる方でICEを使われる方は、終着駅に気を付けてくださいね。ハンブルグには4つの主要駅があり、中央駅は終点でないこともしばしばです)
雪の積もったハンブルグ。温度は-3℃くらい?
到着後すぐ友人と一緒に食べたのがこちら、カリーヴルスト(Currywrust)。
北国特有のやや濃いめの味付けで、スパイシーで美味しい。
翌日、友人と中心地に出て見物していると、エルベ川沿岸に見たことのある建物が。
そう、老朽化が進むライスハレに代わり、ハンブルグのみならず北ドイツ随一のコンサートホールとなる、エルプ・フィルハーモニーです。確か、今秋完成だったかな?ヴィンヤード方式、ホールの音響は日本の建築会社が手掛けているそうです。
そして、ハンブルク最大の名物と言えるのがこちら、
ミニチュア・ワンダーランド(Miniatur Wunderland、HPはこちら)です。
世界最大の鉄道模型博物館としてギネスブックに登録済みで、実際見物すると本当に圧倒されました。
電車や建物の精密さはもちろんのこと、動物、人、車。。。全て一つ一つ違います。
幸いなことに、全てのエリアにおいてボタン操作でライト点灯やギミックの作動を楽しめます。
いやー、そこまで鉄道模型に関心が無い私がここまで無邪気に楽しめましたので、
好きな方はそれこそ一日中いても飽きないのでしょうね。
ちなみに、まだアフリカ、アジア等はなく、これから制作予定とのことですので、もっと巨大化します。
スイス・エリア。ツェルマット、でかい!
製作途中ですが、ハンブルグ国際空港。私はここからウィーンへ発ちました。
そして、午後にはクリスマス・マーケットへ。
お菓子の甘~い匂い、色とりどりのクリスマス飾りやおもちゃ。楽隊の即興演奏。
人々でごったがえすマーケットは、活気に満ちあふれていました。
日本の友人へのお土産はほとんどここで買いました(チョコレート、ビスケット等)。
(上)ピンボケですみません。そんな中、マーケットの「定番」だというのがこれ、グリューヴァイン(Glühwein)です。赤ワインを温めたもので、アルコール分は少なめ。ホントに温まりますよ・・・。
(下)グリューヴァインを飲む私。雪だるまではありません(爆)
こうして、友人達との楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
ヨーロッパの色々な都市を今回訪れましたが、正直ハンブルグは私にとって最高の街であります。
冬のこんこんと降り積もる雪の美しさ、伝統と革新の溶けあった落ち着いた街づくり。
そして何より、親友がそこにいるということ。
また行きたいです・・・。実際今書いていても、行きたくてうずうずしているんですよ。
BMW in ハンブルグ国際空港。
ハンブルグ国際空港(ハンブルグ)~ウィーン国際空港(ウィーン)
24日早朝、名残惜しみながらもハンブルグを後にし、ウィーンにやってきました。
パリの悪夢とは打って変わって、何のトラブルも無しに到着でき、一安心。
先にウィーンに到着していた母とM本さんとそのお母様とも合流し、早速ぶらぶらと街歩き。
どーん!!!いきなりシュターツオパー。道路に面しているんですよね。
ケルントナー通り。マーラー通りも撮っておけばよかった・・・。
シュテファン大聖堂。荘厳、の一言。母が、サラ・ブライトマンがここで行ったコンサートのライヴCDを買っていました。
ミサで合唱も聴きましたが、音響は信じられないほど素晴らしいです。
ちょっと一休み。大聖堂の隣の小さなカフェで、有名なアップフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel、リンゴを薄い皮で包んだオーストリアの料理)をいただきました。ボリュームたっぷりの砂糖抜き生クリームではウィーンならではといったところでしょうか。美味しかったです。
サントリーホール前の「カラヤン広場」、シュターツオパー前のこちらが本家ですね。
シュターツオパー内のCDショップ「ARCADIA」。品揃えはなかなかですが、高い。ただ、ウィーン・フィルのシェーンブルン・コンサートのみは安かったなあ。ちなみに、ウィーンには「EMI AUSTRIA」というEMIディスク限定のCDショップもありました。行ってませんが・・・。
ウィーン王宮庭園近く(?)のゲーテ像。
同庭園内の、モーツァルト像。観光客だらけでした(お前もだ)。像の前の花壇はト音記号型です。
国会議事堂です。いやー立派。
そして、、ウィーン楽友協会です!
思ったより大きかったですww この時はキーシンやメッツマッハーのコンサートが近かったようでした。
と、建築物の紹介はこれくらいにして、再びシュターツオパーに戻りましょう。
私がウィーンに到着する前日、母達はヴェルザー=メスト指揮の「ドン・ジョヴァンニ」を観ました。
いわゆる「読み替え」演出で、伝統的な衣装が見たかった母は少し残念がっていましたが、ピット内とはいえヴェルザー=メスト指揮のウィーン国立歌劇場管が聴けたのは贅沢ですね。
そういう私は、25日にバレエ「こうもり」を観てきました。
バレエです、オペラではありません!有名なローラン・プティのプロダクションです。
演奏は、ミヒャエル・ハラース指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団、コンサートマスターはフォルクハルト・シュトイデでした。
この日はクリスマスということもあって、客席は大部分が観光客の模様。地元の方は家で静かに過ごしていらっしゃるのでしょうね。鑑賞マナーもお世辞にも良いとは言えませんでした(第3幕が始まってすぐに赤ん坊の泣き声が・・・団員も苦笑い)しかし、何と一階席一列目右方というまたもや(!)良席に恵まれ、ウィーン国立歌劇場管の演奏は楽しめました(バレエについてはよく分かりません・・・結構笑えましたが)。
それにしても、分かり易過ぎるくらい演奏に対する姿勢が違いますね、ベルリンとウィーン。
ベルリンは先述のとおり、全身全霊を込めていますが、こちらは超リラックス(気が抜けていたわけではない・・・と願いたい)。この作品、よっぽど弾きなれているのでしょうね、もうバルトロメイさんとか隣と話しながら弾いています。こういう雰囲気は十分満喫できたので、なかなか楽しかったです。
開演前のピット内。皆ぺちゃくちゃ喋りながらもさらっています。
カーテンコール。左から指揮者ハラース、Vladimir Shishov、Olga Esina、Eno Peci。
ハラースは知らない指揮者でしたが、意外と良かった。オケに全権委ねてたからかな(笑)
ウィーン滞在の総括として、完全に音楽と観光に頼りきっているな、という印象を持ちました。
ベルリンは、新しい文化を発信できる活力が大いに感じられたのですが、ここはあまりそうでもないようです。いや勿論、建物もオーケストラも、いたる所に歴史があって素晴らしい街ですけどね。
この他にも、憧れだったホテル・ザッハーでの朝食など、色々と書きたいことはあるのですが、
あまりにも長すぎるので今回はここで終わります。
次回はプラハへ。
(次回に続く)
Hamburg Hauptbahnhof(ハンブルグ中央駅)へ。
前の記事の通り、トランクがありませんでしたので、ベルリン中央駅で最低限の衣類を購入。列車の中では現地の方々が親切で話が弾みましたし、何より北ドイツの一面の銀世界は絶句もの(何故写真を撮らなかったのか!)。
凍てつくような景色で、こういう土地で温かい料理が好まれることや、ブラームスなどのように温かい音楽が生まれたということが納得できました。
そんな感動も束の間、列車が中央駅に到着すると、ホームには懐かしい友人の姿が。昨夏以来の再会でありました。(あ、どうでもいいことですが、もしハンブルグにこれから行かれる方でICEを使われる方は、終着駅に気を付けてくださいね。ハンブルグには4つの主要駅があり、中央駅は終点でないこともしばしばです)
雪の積もったハンブルグ。温度は-3℃くらい?
到着後すぐ友人と一緒に食べたのがこちら、カリーヴルスト(Currywrust)。
北国特有のやや濃いめの味付けで、スパイシーで美味しい。
翌日、友人と中心地に出て見物していると、エルベ川沿岸に見たことのある建物が。
そう、老朽化が進むライスハレに代わり、ハンブルグのみならず北ドイツ随一のコンサートホールとなる、エルプ・フィルハーモニーです。確か、今秋完成だったかな?ヴィンヤード方式、ホールの音響は日本の建築会社が手掛けているそうです。
そして、ハンブルク最大の名物と言えるのがこちら、
ミニチュア・ワンダーランド(Miniatur Wunderland、HPはこちら)です。
世界最大の鉄道模型博物館としてギネスブックに登録済みで、実際見物すると本当に圧倒されました。
電車や建物の精密さはもちろんのこと、動物、人、車。。。全て一つ一つ違います。
幸いなことに、全てのエリアにおいてボタン操作でライト点灯やギミックの作動を楽しめます。
いやー、そこまで鉄道模型に関心が無い私がここまで無邪気に楽しめましたので、
好きな方はそれこそ一日中いても飽きないのでしょうね。
ちなみに、まだアフリカ、アジア等はなく、これから制作予定とのことですので、もっと巨大化します。
スイス・エリア。ツェルマット、でかい!
製作途中ですが、ハンブルグ国際空港。私はここからウィーンへ発ちました。
そして、午後にはクリスマス・マーケットへ。
お菓子の甘~い匂い、色とりどりのクリスマス飾りやおもちゃ。楽隊の即興演奏。
人々でごったがえすマーケットは、活気に満ちあふれていました。
日本の友人へのお土産はほとんどここで買いました(チョコレート、ビスケット等)。
(上)ピンボケですみません。そんな中、マーケットの「定番」だというのがこれ、グリューヴァイン(Glühwein)です。赤ワインを温めたもので、アルコール分は少なめ。ホントに温まりますよ・・・。
(下)グリューヴァインを飲む私。雪だるまではありません(爆)
こうして、友人達との楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。
ヨーロッパの色々な都市を今回訪れましたが、正直ハンブルグは私にとって最高の街であります。
冬のこんこんと降り積もる雪の美しさ、伝統と革新の溶けあった落ち着いた街づくり。
そして何より、親友がそこにいるということ。
また行きたいです・・・。実際今書いていても、行きたくてうずうずしているんですよ。
BMW in ハンブルグ国際空港。
ハンブルグ国際空港(ハンブルグ)~ウィーン国際空港(ウィーン)
24日早朝、名残惜しみながらもハンブルグを後にし、ウィーンにやってきました。
パリの悪夢とは打って変わって、何のトラブルも無しに到着でき、一安心。
先にウィーンに到着していた母とM本さんとそのお母様とも合流し、早速ぶらぶらと街歩き。
どーん!!!いきなりシュターツオパー。道路に面しているんですよね。
ケルントナー通り。マーラー通りも撮っておけばよかった・・・。
シュテファン大聖堂。荘厳、の一言。母が、サラ・ブライトマンがここで行ったコンサートのライヴCDを買っていました。
ミサで合唱も聴きましたが、音響は信じられないほど素晴らしいです。
ちょっと一休み。大聖堂の隣の小さなカフェで、有名なアップフェルシュトゥルーデル(Apfelstrudel、リンゴを薄い皮で包んだオーストリアの料理)をいただきました。ボリュームたっぷりの砂糖抜き生クリームではウィーンならではといったところでしょうか。美味しかったです。
サントリーホール前の「カラヤン広場」、シュターツオパー前のこちらが本家ですね。
シュターツオパー内のCDショップ「ARCADIA」。品揃えはなかなかですが、高い。ただ、ウィーン・フィルのシェーンブルン・コンサートのみは安かったなあ。ちなみに、ウィーンには「EMI AUSTRIA」というEMIディスク限定のCDショップもありました。行ってませんが・・・。
ウィーン王宮庭園近く(?)のゲーテ像。
同庭園内の、モーツァルト像。観光客だらけでした(お前もだ)。像の前の花壇はト音記号型です。
国会議事堂です。いやー立派。
そして、、ウィーン楽友協会です!
思ったより大きかったですww この時はキーシンやメッツマッハーのコンサートが近かったようでした。
と、建築物の紹介はこれくらいにして、再びシュターツオパーに戻りましょう。
私がウィーンに到着する前日、母達はヴェルザー=メスト指揮の「ドン・ジョヴァンニ」を観ました。
いわゆる「読み替え」演出で、伝統的な衣装が見たかった母は少し残念がっていましたが、ピット内とはいえヴェルザー=メスト指揮のウィーン国立歌劇場管が聴けたのは贅沢ですね。
そういう私は、25日にバレエ「こうもり」を観てきました。
バレエです、オペラではありません!有名なローラン・プティのプロダクションです。
演奏は、ミヒャエル・ハラース指揮ウィーン国立歌劇場管弦楽団、コンサートマスターはフォルクハルト・シュトイデでした。
この日はクリスマスということもあって、客席は大部分が観光客の模様。地元の方は家で静かに過ごしていらっしゃるのでしょうね。鑑賞マナーもお世辞にも良いとは言えませんでした(第3幕が始まってすぐに赤ん坊の泣き声が・・・団員も苦笑い)しかし、何と一階席一列目右方というまたもや(!)良席に恵まれ、ウィーン国立歌劇場管の演奏は楽しめました(バレエについてはよく分かりません・・・結構笑えましたが)。
それにしても、分かり易過ぎるくらい演奏に対する姿勢が違いますね、ベルリンとウィーン。
ベルリンは先述のとおり、全身全霊を込めていますが、こちらは超リラックス(気が抜けていたわけではない・・・と願いたい)。この作品、よっぽど弾きなれているのでしょうね、もうバルトロメイさんとか隣と話しながら弾いています。こういう雰囲気は十分満喫できたので、なかなか楽しかったです。
開演前のピット内。皆ぺちゃくちゃ喋りながらもさらっています。
カーテンコール。左から指揮者ハラース、Vladimir Shishov、Olga Esina、Eno Peci。
ハラースは知らない指揮者でしたが、意外と良かった。オケに全権委ねてたからかな(笑)
ウィーン滞在の総括として、完全に音楽と観光に頼りきっているな、という印象を持ちました。
ベルリンは、新しい文化を発信できる活力が大いに感じられたのですが、ここはあまりそうでもないようです。いや勿論、建物もオーケストラも、いたる所に歴史があって素晴らしい街ですけどね。
この他にも、憧れだったホテル・ザッハーでの朝食など、色々と書きたいことはあるのですが、
あまりにも長すぎるので今回はここで終わります。
次回はプラハへ。
(次回に続く)