August 13, 2011
2011/8/13 ヒョンス、レヴィ指揮東京響 ベト4他
2011年8月13日(土) 13:30開場 14:00開演 @東京オペラシティ コンサートホール
東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ 第62回
管弦楽:東京交響楽団
ヴァイオリン:シン・ヒョンス
指揮:ヨエル・レヴィ
コンサートマスター:大谷康子
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
~ソリスト・アンコール~
クライスラー:レチタティヴォとスケルツォ・カプリス
---休憩(20分)---
ベートーヴェン:交響曲第4番
~アンコール~
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
さて、首席客演指揮者のニコラ・ルイゾッティ、ソリストのセルゲイ・クリロフのキャンセルにより、当初と全く異なった出演者となった今回の演奏会。
私はルイゾッティの作る音楽(最近彼スカラにも呼ばれてますからね)が気になって、スケジュールに入れていたので、行かないでおこうかなぁとも思ったのですが、最近話題のシン・ヒョンスがストラヴィンスキーを弾くということで、やはり出陣してまいりました。
結果・・・
ヒョンス可愛い!!!
いやー可愛い!!可愛すぎる!!!ブルーのドレス似合いすぎ!!
あのー。
すみませーん。
引かないでくださーい(泣)
演奏家の真価は、勿論その音楽性だということは百も承知であります。
でも・・・でも・・・「プラス容姿端麗」=チケットの購買意欲150%くらい上昇しますよ??
勿論可愛いだけなら今後成長できませんが、彼女の場合は音楽性も素晴らしいのです。
確かな音程と安定したリズム感、そして勢いのあるボウイングと艶やかな歌。
今回はストラヴィンスキーのモダンな楽曲だったので、彼女のもっと深い味わいを味わうにはブルッフやらブラームスやらチャイコフスキーやらの長大な協奏曲を聴いてみた方がいいかもしれません。ショスタコなんかも似合いそうだなぁ。最後のクライスラーはある意味本プロ以上の燃焼度かも。
とにかく、これからどんどんCDも出していってほしいソリストです。あ、演奏会もチェックしますよ♪(←まだ酔ってる)
一方のレヴィ、アトランタ響(今もラニクルズと充実した演奏を繰り広げています)を全米随一のオケに育て上げた立役者ですが、最近はフランスのオケの首席になっていたんですね。
彼は時代の潮流には目も向けずに、70~80年代風の、しっとりとして角が丸くなったサウンドを東京響から引き出しました。こういうサウンドがたまらない人もいるんでしょうねぇ。私は好きでも嫌いでもありませんが。ベートーヴェンはサヴァリッシュから数本牙を抜いてしまったような演奏。第1楽章の序奏から主部への移行もまるで迫力がありません。クライバーで刷り込まれた私には味気なさ過ぎました。ただ第2楽章では、このアプローチのお陰で平安な心で音楽を聴くことができ、柔らかな音に包まれるのは夢心地でした。
前半のプロコ1番はこの芸風ではやや鈍重に。今日のコンマスは大谷さんでしたので、彼女のアグレッシヴさで持っていた気がします。それにしても、この「古典」交響曲、こういう演奏をされるとハイドンとかより埃臭いなぁ。まるで第2次大戦前のような表現。
一貫して、耳に優しい、サラっと聴ける音楽でしたが、それなら家でCD流しときゃいいじゃん。と思ってしまうのが私なのです。インバルの古典派~ロマン派演奏も時代にそっぽ向いて、まるで60年代のベルリン・フィルみたいなサウンドを提供してくれますけど、彼の場合は彼独特のアプローチのインパクトも大きいので、結果的に「彼のベートーヴェン」「彼のブラームス」になってるんですよね。私も年取ったら趣向変わるかな?
でもやっぱり、ヒョンスは可愛い。(まだ言うか)
東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ 第62回
管弦楽:東京交響楽団
ヴァイオリン:シン・ヒョンス
指揮:ヨエル・レヴィ
コンサートマスター:大谷康子
プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」
ストラヴィンスキー:ヴァイオリン協奏曲
~ソリスト・アンコール~
クライスラー:レチタティヴォとスケルツォ・カプリス
---休憩(20分)---
ベートーヴェン:交響曲第4番
~アンコール~
ベートーヴェン:「コリオラン」序曲
さて、首席客演指揮者のニコラ・ルイゾッティ、ソリストのセルゲイ・クリロフのキャンセルにより、当初と全く異なった出演者となった今回の演奏会。
私はルイゾッティの作る音楽(最近彼スカラにも呼ばれてますからね)が気になって、スケジュールに入れていたので、行かないでおこうかなぁとも思ったのですが、最近話題のシン・ヒョンスがストラヴィンスキーを弾くということで、やはり出陣してまいりました。
結果・・・
ヒョンス可愛い!!!
いやー可愛い!!可愛すぎる!!!ブルーのドレス似合いすぎ!!
あのー。
すみませーん。
引かないでくださーい(泣)
演奏家の真価は、勿論その音楽性だということは百も承知であります。
でも・・・でも・・・「プラス容姿端麗」=チケットの購買意欲150%くらい上昇しますよ??
勿論可愛いだけなら今後成長できませんが、彼女の場合は音楽性も素晴らしいのです。
確かな音程と安定したリズム感、そして勢いのあるボウイングと艶やかな歌。
今回はストラヴィンスキーのモダンな楽曲だったので、彼女のもっと深い味わいを味わうにはブルッフやらブラームスやらチャイコフスキーやらの長大な協奏曲を聴いてみた方がいいかもしれません。ショスタコなんかも似合いそうだなぁ。最後のクライスラーはある意味本プロ以上の燃焼度かも。
とにかく、これからどんどんCDも出していってほしいソリストです。あ、演奏会もチェックしますよ♪(←まだ酔ってる)
一方のレヴィ、アトランタ響(今もラニクルズと充実した演奏を繰り広げています)を全米随一のオケに育て上げた立役者ですが、最近はフランスのオケの首席になっていたんですね。
彼は時代の潮流には目も向けずに、70~80年代風の、しっとりとして角が丸くなったサウンドを東京響から引き出しました。こういうサウンドがたまらない人もいるんでしょうねぇ。私は好きでも嫌いでもありませんが。ベートーヴェンはサヴァリッシュから数本牙を抜いてしまったような演奏。第1楽章の序奏から主部への移行もまるで迫力がありません。クライバーで刷り込まれた私には味気なさ過ぎました。ただ第2楽章では、このアプローチのお陰で平安な心で音楽を聴くことができ、柔らかな音に包まれるのは夢心地でした。
前半のプロコ1番はこの芸風ではやや鈍重に。今日のコンマスは大谷さんでしたので、彼女のアグレッシヴさで持っていた気がします。それにしても、この「古典」交響曲、こういう演奏をされるとハイドンとかより埃臭いなぁ。まるで第2次大戦前のような表現。
一貫して、耳に優しい、サラっと聴ける音楽でしたが、それなら家でCD流しときゃいいじゃん。と思ってしまうのが私なのです。インバルの古典派~ロマン派演奏も時代にそっぽ向いて、まるで60年代のベルリン・フィルみたいなサウンドを提供してくれますけど、彼の場合は彼独特のアプローチのインパクトも大きいので、結果的に「彼のベートーヴェン」「彼のブラームス」になってるんですよね。私も年取ったら趣向変わるかな?
でもやっぱり、ヒョンスは可愛い。(まだ言うか)