神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第297回定期演奏会
@横浜みなとみらいホール 19時開演

藤倉大:アトム
マーラー:交響曲第6番「悲劇的」

管弦楽:神奈川フィルハーモニー管弦楽団
コンサートマスター:石田泰尚
指揮:金聖響

金聖響と神奈川フィルは結局フェスタサマーミューザでのマーラー9番しか聴けなかった。あれよあれよという間に退任公演である。時の流れは速い。

前半の藤倉大はよく分からなかったし、ところどころ記憶もないので割愛。

マーラーは王道を往く大変立派な演奏だった。第1楽章・有名なトランペットの難所は一回目はコケてしまったが、繰り返しはばっちり。その後も金管群は力漲り見事であった。第4楽章、2度目のハンマーの後に大いに盛り上がり、急に弦の行進曲が猛スピードで始まる箇所のトランペット群の死力を尽くした咆哮はまったく以って完璧。すばらしい。

オーケストラは対抗配置・下手に陣取ったコントラバスに合わせてチェロは1stヴァイオリンの隣。インバルのマーラーに慣れている身としては若干の違和感だが、世界的にはこれが最近のスタンダードなのか。むむむ。
金氏の音作りは、ピラミッド型にがっしりと音を組み上げるもの。9番や10番(CD)と同じ。推進力に富む演奏で、解釈やテンポはインバルにかなり近い。もっとも、インバルの方が細かい伸縮は施しているのは確かだが・・・。

退任公演ということで客席は温かくも大いに盛り上がり、金さんがユーモアも交えたスピーチ。また客演してほしいです。