2014/12/13 大野和士/都響のシベリウス2014/12/21 井上雅人×浜野与志男 シューベルト「冬の旅」

December 21, 2014

2014/12/20 十束尚宏/都響 ベートーヴェン「第9」

2014/12/20
新宿文化センター開館35周年記念公演 ベートーヴェン『第九』

ヴァーグナー:楽劇「ニュルンベルクのマイスタージンガー」第1幕への前奏曲
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

ソプラノ:髙橋絵里
メゾ・ソプラノ:谷口睦美
テノール:大槻孝志
バリトン:宮本益光
合唱:新宿文化センター合唱団(合唱指揮:山上健志)
管弦楽:東京都交響楽団
コンサートマスター:山本友重
指揮:十束尚宏

毎年恒例の都響新宿第9に初参戦。結論から言うと都響のプロフェッショナル根性に恐れ入った。(意味深)
前座のマイスタージンガーでいきなり低弦がゴリゴリ鳴るのに驚く。新宿文化は初だが、恐らく低域をよく拾うホールなのだろう。都響の低弦は素晴らしいが、いくらなんでもアンプのつまみを回したように急に増幅されるはずはない。演奏自体は整然としていて良かった。
メインの第9、十束ニーニさんの指揮は懇切丁寧で、特に変わったところはない。終楽章に入ると合唱を捌くのに集中、オケを引っ張っていたのはいつになくアクションが大きかったコンマス友重さんという様相。都響は14型だが分厚く立派な響き。Ob広田さんは木管群の中で一際映える。
独唱陣は4重唱で豊かな響き。特別編成の合唱は残念ながら音楽的とは言えず(特に男声)独語もほとんど聴こえてこないが、これは織込み済みなのでやむなし。ちなみに客席もお喋り+エア指揮+カメラ撮影の三点セットがバッチリ揃い、その他にも静謐な場面で無神経な咳が長く続いたり。これもやはり聴く前から容易に想像できたことではあった。(苦笑)



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takupon68 at 12:20│Comments(0)TrackBack(0)公演評 

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