2014/10/20
東京都交響楽団 第776回定期演奏会Bシリーズ
@サントリーホール

ヴォーン・ウィリアムズ:ノーフォーク狂詩曲第1番
ブリテン:ピアノ協奏曲(1945年改訂版)
~ソリスト・アンコール~
ドビュッシー:前奏曲集第2巻より 第10曲「カノープ」
ウォルトン:交響曲第2番

ピアノ:スティーヴン・オズボーン
管弦楽:東京都交響楽団
コンサートマスター:山本友重
指揮:マーティン・ブラビンズ

久々に聴く都響。まず、サウンドの清明なこと!不純物ゼロの響きはRVWの爽やかで哀愁漂う曲調にピッタリ、只管に美しい。初聴きの曲だったが一目惚れ。続いて、ブリテンの才気溢れるピアノ協奏曲。高い機能性が求められる作品だが、ブラビンズ都響は完璧なリズム。同曲の録音も残すオズボーンも勿論自家薬籠、軽やかにして縦横無尽に駆け巡った。
休憩後、ウォルトンの遺作となった第2交響曲は、1番同様弦・管・打が休む間もなく複雑なリズムを奏する難曲。特に終楽章の粘っこさは1番と全く同じで、ブラスセクションは複雑なリズムを消化してヘロヘロの所で、ダメ押しのようにコーダで吹きまくらなきゃいけないので気の毒・・・されど都響ブラス隊はいつものように完璧な鳴りでした!これだけの難曲にも係らずハラハラせず、曲に没頭できたのは正に都響の高水準とブラビンズの狂いのないタクトゆえ。特に、戦争の影響を色濃く伝えるスネアドラムの西川さん(復帰おめでとうございます!)は本当に素晴らしい!正確無比。
ブラビンズ氏、今日初めて生で聴いた限りでは素晴らしい指揮者だと感じた。プログラミングの斬新さは名フィルでも重々知っていたが、派手なダンスには目も向けずスコアを着々と音化する手腕は正に熟達の指揮者。かといって無機的にはならず、各セクションから生まれる自然な歌を生かしていた。

きっと11/4のA定期も超名演ですよ。ブラビンズの堅実な職人芸と真面目な都響は相性抜群だと思われます。ノーフォーク2番日本初演、ディーリアスの魅惑的なVn協奏曲も聴けますし、イギリス音楽ファン以外も是非東京芸術劇場へ。