2014/9/19
東京都交響楽団 第775回 定期演奏会Aシリーズ
@東京芸術劇場

エロード:ヴィオラ協奏曲
ブルックナー:交響曲第2番

ヴィオラ:鈴木学(都響首席奏者)
管弦楽:東京都交響楽団
コンサートマスター:矢部達哉
指揮:小泉和裕

垂涎のブルックナー2番を聴きに東京芸術劇場へ。今シーズンの首都圏、実はブルックナーは大曲「8番」以外、マーラーもこれまた大曲「3番」以外が全番号ナマで聴けるという凄いことになっています。今回は貴重な2番。(ちなみに次はMr. Sの0番(!))
前プロのエロードはまったく知らない曲。第1楽章の序奏部が終楽章にも現れるといった有機的なつながりは気に入ったのですが・・・いかんせん旋律らしい旋律に乏しく、終楽章の終結部近くでチョロっと出てくる程度で正直つかみどころの分からない曲。もう一度聴いたら印象変わるかもです。首席ヴィオラ鈴木さんのソロは深みのある音色で素晴らしかったです。流石の小泉さんもこの曲は譜面を見てました。
お待ちかねのブル2!ブルックナー特有の息の長いコラールの要素があまり感じられない、可愛らしい(なんとブルックナーらしくない形容詞!!)名曲であります。今日芸劇を埋めた聴衆は真のブルックナー好きでしょうね。(その割には雑音はおろかフラブラもあった・・・許せない)
小泉さんと都響は今年3月に1番も取り上げていて、文化会館を目いっぱい鳴らした名演でした。今回の2番もよい演奏で、2楽章など弦の扱いがとても丁寧、パウゼもたっぷり取ってブルックナーを聴く喜びに包まれました。他の楽章は概ね一気呵成、小田桐さん-青木さん-野々下さんの最強トロンボーン隊を筆頭にかなりブラスが充実、終楽章では弦も対抗して(?)ゴリゴリと重厚に鳴らして白熱していました。欲を言えばもう少し遊びがあった方が好きなのですが(同じ都響をインバルが11年に振った同曲は変幻自在、このコンビのブルックナーでは随一の超名演だと思います)、これだけ水準の高いブル2を聴けて満足です。
都響さんはこれから地方公演の後デュトワの指揮でジュネーヴ公演!お気をつけていってらっしゃいませー。