2015/4/22
〈対談 スタートアップカンファレンス 番外編〉
世界的名指揮者 「山田和樹」と、DeNA Co., Ltd.とふるさと納税生んだ伝説VC 「村口 和孝」
面白対談
@慶應義塾大学日吉キャンパス 協生館内 2F藤原洋記念ホール

対談テーマ 「みんな未来へ、スタートアップで挑戦しよう!」
音楽演奏会も、スタートアップベンチャー経営も、成功プロセスは同じ!
(東京オリンピックで思いっ切り音楽を発信しよう!)

登壇者:山田和樹、村口和孝
モデレータ:堀潤


横浜シンフォニエッタの韓国公演準備のためベルリンより帰国したヤマカズが、慶應義塾大学日吉キャンパスに登場。慶應ビジネススクールの入る日吉協生館にて対談企画が開催された。

なんでも、ヤマカズはベンチャーキャピタリスト・ふるさと納税提唱者として知られる村口氏の講義を聴講しようと考えていたところ、「折角いらっしゃるなら是非」ということであっという間に会場を大ホールへと移すことが決定し、今回の企画と相成ったそうである。内容は非常に興味深いものだったが、ヤマカズを正指揮者に擁する日フィルの協力がそこに加われば、日吉の協生館を満員にする以上の聴衆が集まったような気がしないでもない。

堀潤氏をモデレータに迎えての対談は、指揮者とベンチャーキャピタリストという業種の違いを忘れさせるほど共通項の多いものだった。オーケストラと会社はどちらもプロフェッショナルの集団、彼らの能力を最大に引き出すという点では指揮者とVCは同じなのである。世界を飛び回り活躍する指揮者の口からは、ロシア、イギリスのオケの特徴(前者は全く笑わない、後者はお金がないのかリハを1日しかくれない)など興味深い話が次々飛び出したが、オーケストラの前では自然体でいることが大事、と結論づけていた。

また、2020年における音楽のあり方は?という質問に対して村口氏が「ライヴの復権」を持ち出された際、「完璧で高音質の演奏なら家で聴ける。ミスや予測不可能な事態が起きることこそライヴの魅力」とヤマカズが答えていたのも興味深かった。彼自身は「アナログ人間」を自認しているそうだが、完璧さを求められる現代において彼のようなスタンスは貴重ではないか。

その他、東京オリンピックにおける「おもてなし」の一つの形として音楽は何が出来るか、などの話が膨らみかけた所で時間いっぱいとなった。堀潤氏の巧みな話の引き出し方もあり、濃い充実した2時間となった。是非続編を求めたい好企画であった。