2015/9/5 大友直人/東響 ラヴェル、コルンゴルト、シベリウス2015/9/6 カンブルラン/読響 ヴァーグナー

September 06, 2015

2015/9/6 ノット/東響 モーツァルト

2015/9/6
東京交響楽団 モーツァルト・マチネ 第22回
@ミューザ川崎シンフォニーホール

モーツァルト:ヴァイオリンとヴィオラのための協奏交響曲
モーツァルト:交響曲第25番

ヴァイオリン:水谷晃
ヴィオラ:青木篤子
管弦楽:東京交響楽団
コンサートマスター:田尻順(協奏交響曲)、
水谷晃(第25番)
指揮:ジョナサン・ノット


「協奏交響曲」の名に相応しい堂々たるオケの響きに冒頭から魅了される。その中から浮かび上がる水谷さん、青木さんのソロもやや細身ながら美しく、三者で見事な調和感を保つ。第1楽章展開部のVnとVaの語らいは、ミューザの残響も相まって絶品!ソロにキュッヒルを迎えたスダーンとの同曲に劣らぬ名演。
後半の第25番は冒頭からオケの重心が低く、艶消しが効いたようなサウンドが誠に好ましい。小股の切れ上がったテンポ感といい、前回の「パリ」でも感じた特徴そのままだった。東響のアンサンブルは前半に増して引き締まり、倍管ホルンの効果も発揮。ノット監督も所々唸って気合十分、朝からこんなモーツァルトを聴かせてもらえるなんて何と贅沢なんだろう。

それにしても、センターブロックで聴くミューザのサウンドは宝石のように美しい。こんなホールがあるからこそ東響の充実があるのだろうし、(後日談だが)ノットも更に10年やってみたいと思ったのだろう。ほんとうに素晴らしい。


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takupon68 at 14:00│Comments(0)TrackBack(0)公演評 

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