2015/10/26
Hakuju ベーゼンドルファー・サロンコンサート・シリーズ
ランチタイム・コンサート 第6回 長崎麻里香
@Hakuju Hall 1Fサロン

ドビュッシー:前奏曲集第1集より
第1番"デルフィの舞姫たち"
第5番"アナカプリの丘"
第8番"亜麻色の髪の乙女"
モーツァルト:きらきら星変奏曲
プーランク:15の即興曲より 第15番"エディット・ピアフをたたえて"
ラヴェル:組曲「クープランの墓」
~アンコール~
ドビュッシー:ベルガマスク組曲より 月の光

ピアノ:長崎麻里香

1時間の短いコンサートだったけれども、コンパクトにまとまった良プログラム。
至近距離で聴くベーゼンドルファーの濃厚な音色はドビュッシー「前奏曲集」で目覚ましい効果を生んで、ペダルの余韻の芳しさは例えようもないほど魅力的だ。
続く「きらきら星変奏曲」は屈託なく流麗な演奏。その後のプーランク、ラヴェルの流れも心地よく、とくに「クープランの墓」では軽やかな打鍵から終曲トッカータの激しさまで、幅広い響きを味わった。ラヴェル特有の和音の魅力には抗いがたい。
拍手に応え、長崎さんが「お昼ですけど」と笑いを誘って弾き始めたのはやはり「月の光」。しっとりと沈み込むような響きは、本プロ中の「亜麻色の...」と同じく心を落ち着けてくれる。

長崎さん、とても上品な個性を持った素敵なピアニストだと思った。人の往来が回避できないサロンコンサートで聴かせて頂くのが勿体無いくらいだ。ベーゼンドルファーと長崎さんの向こう側のガラスに、お昼休憩でタバコを吹かすサラリーマンが映るのはなんとも・・・(笑)こちらでさえ気になるのに、ちっとも動じない長崎さんはプロだなぁと思ってしまったが。

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