【2015年回顧】観た&聴いた 極私的振り返り2016/1/7 ボーダー/読響 ヴァーグナー、ヒナステラ、ドヴォルジャーク

January 04, 2016

2016/1/4 ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団 ニューイヤー・コンサート

2016/1/4
キユーピースペシャル ニューイヤー・コンサート2016
ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
@ミューザ川崎シンフォニーホール

スッペ:喜歌劇「ウィーンの朝、昼、晩」序曲
J. シュトラウス1世:カチューシャ・ギャロップ
レハール:喜歌劇「メリー・ウィドウ」より ダニロ登場の歌「おお祖国よ」
レハール:喜歌劇「ジュディエッタ」より 私の唇は熱いキスをする
イヴァノヴィチ:ワルツ「ドナウ川のさざなみ」
カールマン:喜歌劇「マリッツァ伯爵家令嬢」より 来い!ジプシーよ
ワルトトイフェル:スケーターズ・ワルツ
ロンビー:コペンハーゲンの蒸気機関車ギャロップ
J. シュトラウス:1世:ため息のギャロップ

J. シュトラウス2世:喜歌劇「くるまば草」序曲
カールマン:喜歌劇「マリッツァ伯爵家令嬢」より 二重唱「ハイと言って」
マンクージ:さくらワルツ
シュランメル:ウィーンはいつもウィーン
J. シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」より 三重唱「私は、不安でいっぱい!」
J. シュトラウス2世:ワルツ「美しく青きドナウ」
~アンコール~
J. シュトラウス2世:喜歌劇「こうもり」より ぶどう酒の燃える流れに~乾杯の歌
J. シュトラウス1世:ラデツキー行進曲

ソプラノ:アンネッテ・ダッシュ
テノール:ミロスラフ・ドヴォルスキー
バリトン:ダニエル・シュムッツハルト
舞踏:ウィーン国立バレエ団メンバー
管弦楽:ウィーン・フォルクスオーパー交響楽団
指揮:グイド・マンクージ

ある意味今年のWPh以上にウィーン的な、愉悦溢れる演奏会だった。指揮のマンクージ(ウィーン少年合唱団出身で、OBのコルス・ヴィエネンシスとのCDもあるそうだ)はユーリ・シモノフを思わせるコミカルな動作で爆笑をとりつつ、音楽的には極めて真っ当。ソロ歌手も豪華で、ソプラノのA.ダッシュは流石の一言だ。
後半はカールマンの甘さに酔いつつ、マンクージ作曲による「さくらワルツ」で身体表現と音楽の一致に感心(曲自体はまあご愛嬌といった感じだが)。床に伏した踊り手が体を起こし、鮮やかなスカーフを舞わせる動作は、萌ゆる花のスロー再生か。最後は華やかにシャンパンの歌、ラデツキーで終結。名曲三昧ということもなく、客席とステージが屈託なく盛り上がった上質なコンサートだったように思う。

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takupon68 at 21:30│Comments(0)TrackBack(0)公演評 

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