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2020年に接した公演の中で、印象に残ったものについて簡単に振り返ります。

【回数総計】  
2020年:79回
2019年:260回
2018年:258回
2017年:216回
「今年は減らさないと」と言っていたのが、まさかこのような形で激減するとは思いませんでしたね…。

続いて公演の内容について。
まず「印象に残った公演」を聴いた月順に12公演選びます。続いて、その12公演とは別に「特に印象に残った公演」を更に5公演選びたいと思います。選出はあくまで個人的嗜好によるものです。それぞれの公演はTwitterや該当記事に紐付けしてあります。(例年は『印象に残った公演』24公演、『特に印象に残った公演』10公演なのですが母数が今年は激減のため、選出も半分にしました)

【印象に残った公演12選】
1/13 紀尾井 マーラー『大地の歌』他
2/3 ロト/都響 ラモー、ルベル、ラヴェル
2/19 ミョンフン/東フィル ビゼー『カルメン』
3/19 アンドラーシュ・シフ
7/25 ノット(映像出演)/東響 ストラヴィンスキー、ベートーヴェン『英雄』
10/16 外山雄三/新日本フィル ベートーヴェン第7番他
11/2 ラ・ヴォーチェ・オルフィカ モンテヴェルディ『聖母マリアの夕べの祈り』
11/10 渡辺祐介/オルケストル・アヴァン=ギャルド ベートーヴェン
11/23 アンドレイ・ガヴリーロフ
11/29 井上道義/読響 ブルックナー第7番他
12/5 井上道義/N響 ショスタコーヴィチ、伊福部昭
12/21 庄司紗矢香&ヴィキングル・オラフソン

【特に印象に残った公演5選】
○1/29 サロネン/フィルハーモニア管 マーラー第9番
…2年前のラトル/ロンドン響に勝るとも劣らない、彼らの集大成的名演。
○8/14 「終わりなき終わり」を「変容」する
…さっぽろ劇場ジャーナルへの寄稿でもこの演奏会へ言及。空前絶後の『メタモルフォーゼン』。
○11/12 ゲルギエフ/ウィーン・フィル ストラヴィンスキー『火の鳥』他
…プレートルで聴いて以来のWPh来日公演。川崎含め稀有な音楽体験に。
○11/20&21 下野竜也/札響 マーラー第5番
…コロナ禍という枕詞抜きに、凄まじいテンションのマーラーでした。
○12/27 エラス=カサド/N響 ベートーヴェン第9番『合唱』
…古巣合唱団の大先輩でもあるBr谷口伸氏の名唱、様式を超えたオケの彫琢に舌鼓。

【番外編・いきたかったで賞】
3/7&8 びわ湖ホール『神々の黄昏』
…Twitterで応援しました。実際に観たかったなあ…でもまずは、無事完全上演出来てよかった。

【番外編・いただけなかったで賞】
文字反転させてありますので、気になる方はどうぞ...
1/11 エッシェンバッハ/N響 マーラー『復活』

今年はCOVID-19のパンデミックに世界全体が苦しめられ、あらゆる業界が打撃を受けた1年となりました。来日オーケストラはフィルハーモニア管とウィーン・フィルのみに留まり(イェーテボリ響の悲しきUターンも忘却してはなりませんが)、来日演奏家も通常年から考えれば激減。そして、プログラムの変化もありしばらく演奏会から足が遠のいた時期もあり、自宅での時間が増える中で他の趣味や読書などの割合が増えたのは決して個人的に悪いことではありませんでした。コロナ禍は収まる気配が見えませんが、少しずつ14日間隔離等を受け入れて来日する演奏家が増えているのはありがたいことです。演奏家のみならず、演奏会の開催へ尽力される事務局やホールの方々すべてへの感謝を常に忘れず、しかしあり方として疑問に思ったことは誤魔化さず―うまくバランスを取りながら、2021年の音楽界をひとりの聴き手として見つめていければと思っています。それでは、2021年が皆様にとって幸多き年となりますよう。