たくさん聴かな、あかんやん。

都内在住私大生。自分の心に正直に書きます。

September 2010

今晩は。

先ほど都響から急告が来ていましたが、
明日の都響定期のピアニストが変更になったようです。

こちら

変更前は、フランス人ピアニストのマルク・ラフォレで、
1985年にショパン国際コンクールで第2位を獲得したことが良く知られていますね。

そして、代役として演奏するのは我らが横山幸雄さん!
日本人でフランス音楽を弾かせたら、この人の右に出る人はいないでしょう。
以前、東響の演奏会でラヴェルの両手を聴いた時も、非常に素晴らしく思いました。

ロシア物の演奏、重鎮ドミトリエフとの共演は未知数ですが、
きっと凛とした、彼らしいチャイコを聴けるでしょうね。

行ける方羨ましい~~

ではでは。

こんばんは。

随分と更新が滞ってしまい、読者の皆様申し訳ございませんでした。

さて、先日いよいよ発売されたインバル指揮都響のブルックナー8番。
ブルックナーの交響曲のみならず、あらゆる交響曲の中でも「最高峰」と言える作品ではないでしょうか?

ブルックナー:交響曲第8番


アーティスト:東京都交響楽団 インバル(エリアフ)

販売元:オクタヴィアレコード

発売日:2010/09/17
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HMVはこちら。

インバルこだわり、ノーヴァク版の「1887年第1稿」による演奏です。
彼は、マーラーの権威としてだけではなくて、ブルックナーの多くの交響曲の第1稿を初演し、フランクフルト放送交響楽団を指揮して録音したことでも知られています。
彼の尽力もあってか、ラッセル=デイヴィス、ヤングなど、第1稿を取り上げる指揮者も近年増えてきましたよね。

ただ、巷の共通認識としては資料的な価値はあるものの、演奏自体は「?」という感じだったのではと思います。
特に、今回の「8番」に至っては、最早別の作品と言えるほどの
大きな違いがあり、個人的には、1890年第2稿とは完全に切り離して聴いています。

さて、今回の都響との録音。
2010年3月25日、東京文化会館でのライヴ収録です。
この時私も客席におりました・・・ベートーヴェンを除いて、
このインバル月間を聴きまくっていたことが鮮明に思い出されます。
(ラスト31日のマーラー3番は、本当に神がかっていました・・・)

この「8番」は、ブルックナー・シリーズの第2作です。
前回の5番の時は、「豪快かつ明晰な演奏」と書いたような気がします。

快速テンポ・躍動するリズム・重層的に吹かれる金管楽器など、確かに5番で聴かれた特徴もあります。
しかし、この「8番」は、より繊細な演奏です。

弦楽器、木管楽器の強弱のダイナミックレンジが広大化していることがまず驚嘆に値します。
各楽器がそれぞれ勝手に音を出しているという感じがした前回に比べ、
オーケストラ全体が一つの楽器のように、各パートが音を聴き合っています。

例えば、低弦の「無骨さ」と言い換えられた「雑さ」は今回影を潜め、より豊かに歌を奏でています。
また、都響の以前からの強力な武器であった、ヴァイオリン群の比較的硬めの高音は、
ブル8の持つ官能性を比類なきまでに高めています!
さらにトロンボーンの音色も前回より磨かれており、より凛とした表情を見せてくれています。
それにしても、いつもながらトランペットの巧さは神クラスですね~。

これらを同時に行うことは、並大抵のことではありません。
アンサンブル、ということはこういうことなのでしょう。

インバルの指揮も冴えに冴え、第3楽章:アダージョで最高潮に達したようです
(実演でもこの楽章が一番身震いしました)。
第4楽章のノリノリ感も悪くないですが、ここは曲が・・・。
やはりインバルさん、そろそろ第2稿にも手を付けられては如何でしょうか。


先述したとおり、今年3月のインバル月間のベストは絶対に「31日のマーラー3番」でした。
今回のブル8でここまで感動できるとなると、この3番はどうなってしまうんでしょうか・・・?
ついこの前の「復活」も含めて、多くの公演のCD化が楽しみです。
(次のディスクはベト5・7!)


ところで、9/29にいよいよ、スクロヴァチェフスキ指揮読売日響のブルックナー8番(インバルと同日、オペラシティ・ライヴ。サントリー公演は9番とカップリングでブルーレイ化。)が発売になります。
読売日響創立以来30年、もっとも彼らが燃えたといわれるこの演奏・・・如何なるものでしょうか。
覚悟して聴き、レヴューも書きたいと思います。

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