2011年4月30日(土) 13:20開場 14:00開演 @東京オペラシティ コンサートホール

東京都交響楽団 「作曲家の肖像」シリーズVol.82 《リムスキー=コルサコフ》

管弦楽:東京都交響楽団
ピアノ:小川典子
指揮:下野竜也
コンサートマスター:矢部達哉

バッハ:管弦楽組曲第3番より 「アリア」
リムスキー=コルサコフ:交響組曲「アンタール」(交響曲第2番)
リムスキー=コルサコフ:ピアノ協奏曲

---休憩(20分)---

リムスキー=コルサコフ:スペイン奇想曲
リムスキー=コルサコフ:序曲「ロシアの復活祭」
~アンコール~
リムスキー=コルサコフ:歌劇「雪姫」より 軽業師の踊り


久しぶりの、都響との再会。


素晴らしい!!ブラヴォー!!

インバルとの充実した演奏会の一つ一つを通じて、色彩のパレット、凄みのある表情、ずっしりとした音触。ワールドクラスのオケとしての実力を備えてきている都響。流石にアツモンとの直後の公演では綻びが目立ったようですが、この公演では素晴らしいパフォーマンスを披露してくれました。

しかし、「作曲家の肖像」とはいえ普通オール・リムスキー=コルサコフって想像できませんよね。
しかも今回「シェヘラザード」は含まれていないのだから尚更です。

読響正指揮者の下野氏。サイトウ・キネンの代役の公演を先日TVで観て、その覇気溢れる「幻想」に大いに興奮しました。今回もスペイン奇想曲をはじめ鮮烈な演奏を聴けて大変満足です。矢部さんのシャープなソロを含め、都響は名手が多くて、きっと5月の英雄の生涯も名演になることでしょう(Listen!キャンペーンで宣伝していますので、インバル御大は来てくれる・・・んですよね?)。

個人的にその魅力に惹かれたのは後半。というか、まずこの作曲家の作風として題材を変えても響きは酷似しているので、題材次第というところもありますが。アンタールは抒情的だけど少し単調かな。第1楽章の響きは嫌いではないですが。ピアノ協奏曲では小川典子さんの剛腕タッチに度肝を抜かれ、スペイン奇想曲は前述のとおり。そして最後の、ロシアの復活祭は冒頭から野趣溢れる旋律に心躍ります。個人的にこの曲が一番好きかな。都響の演奏は愛聴盤の小澤/VPOをしのいでいたと思う。

カーテンコールでは、震災復興へのメッセージとともに下野さんが作曲家の本名(ニコライ・アンドレイェヴィチ・リムスキー=コルサコフ)を観客に紹介し、和やかなお開きとなりました。

都響最高。やっぱりこのオケ、大好きです。