たくさん聴かな、あかんやん。

都内在住私大生。自分の心に正直に書きます。

December 2014

まずは回数のまとめを。

ジャンル別もやろうかと思ったのですが、演奏会形式オペラや室内オケなど決め難いものが少なくないので中止。

また、登場頻度・来日頻度などに個人差があって不公平なので演奏家別もやりません。

 

【ホール別回数】

1位:サントリーホール(47回)

2位:東京芸術劇場(17回)

3位:NHKホール(13回)

4位:東京オペラシティ・コンサートホール(11回)

5位:すみだトリフォニーホール(10回)

以下、ミューザ川崎シンフォニーホール、東京文化会館、横浜みなとみらいホールなど。

 

【オーケストラ別回数】

1位:都響(26回)・・・安定の(笑)

2位:読響(17回)

3位:東響(16回)

4位:N響(13回)

5位:新日本フィル(11回)

以下、日本フィル、東フィル、神奈フィル、シティ・フィル、BCJ、群響、京響、紀尾井シンフォニエッタ東京。(アマチュア除く)

海外オケはイスラエル・フィル、リヨン歌劇場管、モントリオール響、マリインスキー劇場管、スイス・ロマンド管、トヨタ・マスター・プレイヤーズ, ウィーン(←これは微妙?)。

 

【総計】151回

 

 

以下、今年特に感銘を受けた公演を20位から順に発表します。

あくまで「極私的」ランキングであるという点ご了承下さいませ。

 

【第20位】

6/26  モルゴーア・クァルテット 第40回定期演奏会

渇望のニューアルバム『原子心母の危機』ライヴ

@浜離宮朝日ホール

 

リゲティ:弦楽四重奏曲第2番

ショスタコーヴィチ:弦楽四重奏曲第13番

ピンク・フロイド:原子心母

キング・クリムゾン:レッド

イエス:危機

 

モルゴーア・クァルテット

(ヴァイオリン:荒井英治、戸澤哲夫 ヴィオラ:小野富士 チェロ:藤森亮一)

 

【第19位】

7/18 東京フィルハーモニー交響楽団 第850回サントリー定期シリーズ

@サントリーホール

 

シューマン:交響曲第2番

ブラームス:交響曲第2番

 

大植英次指揮 東京フィルハーモニー交響楽団

 

【第18位】

3/24 東京都交響楽団 第767回定期演奏会Aシリーズ

@東京文化会館

 

ベートーヴェン:交響曲第1番

ブルックナー:交響曲第1番(リンツ稿)

 

小泉和裕指揮 東京都交響楽団 

 

【第17位】

3/29 東京・春・音楽祭―東京オペラの森2014

東京春祭 歌曲シリーズ vol.12 マルリス・ペーターゼン(ソプラノ)

@東京文化会館

 

R. シュトラウス:献呈

シューマン:女の愛と生涯

R. シュトラウス:6つの歌より おとめの花、オフィーリアの歌

リーム:赤

 

ソプラノ:マルリス・ペーターゼン

ピアノ:イェンドリック・シュプリンガー

 

【第16位】

10/13 ケント・ナガノ指揮モントリオール交響楽団

@よこすか芸術劇場

 

ラヴェル:バレエ音楽「ダフニスとクロエ」交響的断章

ラヴェル:バレエ音楽「マ・メール・ロワ」

ラヴェル:ラ・ヴァルス

ラヴェル:ボレロ

~アンコール~

ベルリオーズ:序曲「海賊」

日本の歌より 青い目の人形~十五夜お月さん~赤い靴(ベインタス編曲)

ビゼー:劇付随音楽「アルルの女」第2組曲より ファランドール

 

ケント・ナガノ指揮 モントリオール交響楽団

 

【第15位】

3/8 東京都交響楽団 「作曲家の肖像」シリーズ Vol.96 《マーラー》

@東京芸術劇場

 

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」 

 

ソプラノ:澤畑恵美、大隅智佳子、森麻季

メゾ・ソプラノ:竹本節子、中島郁子

テノール:福井敬

バリトン:河野克典

バス:久保和範

合唱:晋友会合唱団

児童合唱:東京少年少女合唱隊

エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団

 

【第14位】

6/27 神奈川フィルハーモニー管弦楽団 第300回定期演奏会

@横浜みなとみらいホール

 

マーラー:交響曲第2番「復活」

 

ソプラノ:秦茂子

アルト:藤井美雪

合唱:神奈川フィル合唱団

川瀬賢太郎指揮 神奈川フィルハーモニー管弦楽団

 

【第13位】

5/27 東京都交響楽団 第771回定期演奏会Bシリーズ

@サントリーホール

 

メンデルスゾーン:ピアノ協奏曲第1番

コルンゴルト:交響曲 

 

ピアノ:サリーム・アブード・アシュカール

マルク・アルブレヒト指揮 東京都交響楽団

 

【第12位】

6/14 東京交響楽団 第621回定期演奏会

@サントリーホール

 

ブーレーズ:ノタシオンⅠ-Ⅳ(管弦楽版)

ベルリオーズ:夏の夜

シューベルト:交響曲第8番「ザ・グレイト」

 

メゾ・ソプラノ:サーシャ・クック

ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団

 

【第11位

4/18 新日本フィルハーモニー交響楽団 第524回定期演奏会

@すみだトリフォニーホール

 

シベリウス:交響曲第4番

ベートーヴェン:交響曲第6番「田園」

 

上岡敏之指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団

 

【第10位】

10/4 東京交響楽団 第623回定期演奏会

@サントリーホール

 

プロコフィエフ:交響曲第1番「古典」

プロコフィエフ:ヴァイオリン協奏曲第2番

~ソリスト・アンコール~

クライスラー:レチタティーヴォとスケルツォ、カプリース

プロコフィエフ:バレエ音楽「ロミオとジュリエット」より

 

ヴァイオリン:マイケル・バレンボイム

サントゥ=マティアス・ロウヴァリ指揮 東京交響楽団

 

【第9位】

10/4 新日本フィルハーモニー交響楽団 第531回定期演奏会

@すみだトリフォニーホール

 

ツィンマーマン:管弦楽のスケッチ「静止と反転」

ベートーヴェン:荘厳ミサ曲

 

ソプラノ:スザンネ・ベルンハルト

メゾ・ソプラノ:マリー=クロード・シャピュイ

テノール:マクシミリアン・シュミット

バス:トーマス・タッツル

栗友会合唱団(合唱指揮:栗山文昭)

インゴ・メッツマッハー指揮 新日本フィルハーモニー交響楽団

 

【第8位】

12/8, 9 東京都交響楽団 第780回定期演奏会Aシリーズ&第781回定期演奏会Bシリーズ

@東京文化会館、サントリーホール

 

バルトーク:弦楽器、打楽器とチェレスタのための音楽

フランツ・シュミット:交響曲第4番

 

大野和士指揮 東京都交響楽団

 

【第7位】

10/31 水戸芸術館・専属楽団 新ダヴィッド同盟 演奏会

@水戸芸術館 コンサートホールATM

 

モーツァルト:ピアノ四重奏曲第1番(庄司、磯村、グリーンスミス、小菅)

コダーイ:ヴァイオリンとチェロのための二重奏曲(佐藤、グリーンスミス)

フランク:ピアノ五重奏曲(庄司、佐藤、磯村、グリーンスミス、小菅)

~アンコール~

ドヴォルジャーク:ピアノ五重奏曲第2番より 第3楽章

 

ヴァイオリン:庄司紗矢香、佐藤俊介

ヴィオラ:磯村和英

チェロ:クライヴ=グリーンスミス(ゲスト)

ピアノ:小菅優

 

【第6位】

3/17 東京都交響楽団 第766回定期演奏会Bシリーズ

@サントリーホール

 

マーラー:交響曲第9番

 

エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団

 

【第5位】

9/27, 28 NHK交響楽団 第1789回定期公演 Aプログラム

@NHKホール

モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」

チャイコフスキー:交響曲第6番「悲愴」 

 

ヘルベルト・ブロムシュテット指揮 NHK交響楽団
 

【第4位】

12/7 ミューザ川崎シンフォニーホール 開館10周年記念コンサート

@ミューザ川崎シンフォニーホール

 

マーラー:交響曲第8番「千人の交響曲」

 

ソプラノ:エリン・ウォール、メラニー・ディーナー、アニカ・ゲルハルズ

アルト:イヴォンヌ・ネエフ、ゲルヒルト・ロンベルガー

テノール:ニコライ・シューコフ

バリトン:デトレフ・ロス

バス:リアン・リ

オルガン:近藤岳

東響コーラス(合唱指揮:冨岡恭平)

東京少年少女合唱隊(合唱指揮:長谷川久恵)

ジョナサン・ノット指揮 東京交響楽団
 

【第3位】

7/20, 21 東京都交響楽団 都響スペシャル

@サントリーホール

 

マーラー:交響曲第10番(クック版)

 

エリアフ・インバル指揮 東京都交響楽団

【第2位】

7/7 Bunkamura25周年記念 フランス国立リヨン歌劇場 歌劇「ホフマン物語」

@Bunkamuraオーチャードホール

 

オッフェンバック:歌劇「ホフマン物語」(全5幕/原語上演/日本語字幕付き) 

 

演出:ロラン・ペリー

ホフマン:レオナルド・カパルボ

オランピア/アントニア/ジュリエッタ/ステッラ:パトリツィア・チョーフィ

リンドルフ/コッペリウス/ミラクル博士/ダペルトゥット:ロラン・アルバロ

ミューズ/ニクラウス:ミシェル・ロジエ

アンドレ/コシュニーユ/フランツ/ピティキナッチョ:シリル・デュボア

ルーテル/クレスペル:ピーター・シドム

ヘルマン/シュレーミル:クリストフ・ガイ

ナタナエル/スパランツァーニ:カール・ガザロシアン

アントニアの母:マリー・ゴートロ

フランス国立リヨン歌劇場合唱団(合唱指揮:アラン・ウッドブリッジ)

大野和士指揮 フランス国立リヨン歌劇場管弦楽団

【第1位】

10/2 新国立劇場 リヒャルト・ワーグナー「パルジファル」

@新国立劇場 オペラパレス

 

ヴァーグナー:舞台神聖祝典劇「パルジファル」(全3幕/ドイツ語上演/字幕付)

 

演出:ハリー・クプファー

アムフォルタス:エギルス・シリンス

ティトゥレル:長谷川顯

グルマネンツ:ジョン・トムリンソン

パルジファル:クリスティアン・フランツ

クリングゾル:ロバート・ボーク

クンドリ:エヴェリン・ヘルリツィウス

ほか

新国立劇場合唱団(合唱指揮:三澤洋史)

飯守泰次郎指揮 東京フィルハーモニー交響楽団

以上、長文にお付き合いいただきありがとうございました。今年も素晴らしい公演が沢山ありましたが、その中でも「これは!」という物を好き勝手に選ばせていただきました。来年も皆様が多くの素晴らしい公演に出会えますように。

2014/12/28
交響楽団CTK 創設記念第1回演奏会
@すみだトリフォニーホール

ブルックナー:交響曲第8番(ノヴァーク版)

管弦楽:交響楽団CTK
コンサートマスター:菅原陽
指揮:佐藤雄一

医科学生オケのメンバーを中心に立ち上げられた、交響楽団CTKの創設記念演奏会。第1回にブルックナー8番というだけで「何かあるんじゃないか」と期待したくなったが、やはり凄いことがあった。
実に94分をかけた超重量級の演奏。増強16型・Trb倍管・Hr10の巨大編成が生む音圧も強烈だが、何よりチェリビダッケばりの解釈に立派に応えたオケに大拍手。管楽器では、1stTrpの女性奏者は「なんでそんな巧いの?」と言う位巧い。また弦楽器群はたっぷりとした歌い込み、ゲネラル・パウゼ後の「入りは繊細に!」という意志を感じさせたこと、そして何より指揮者の要求するテンポにしっかり応えていたことなど、賞賛すべき点を上げればキリがない。途中からアマチュアという意識はどこかに吹っ飛んで没入して聴いていた。
自分にとってブルックナー8番の究極の形はチェリビダッケ/ミュンヘン・フィル。高峰を一歩ずつ歩むが如き圧倒的なコーダ(決して加速してはならない!!)をはじめ、今日の交響楽団CTKの演奏はそれに近いテンポ設定であったので、一つのヴェクトルにおいて自分の理想を完全に充たしてくれたし、ブル8という巨峰に一丸となって挑む楽団の姿に心打たれた。
アマオケに対して「技術的な事を超越していた」という賛辞は無難なごまかしのように取られてしまうかもしれないが、本当に技術的な制約を超えて彼らの表現した極大の音楽が伝わってきた。素晴らしいライヴで2014年を締めくくれることが本当に、本当に嬉しい。

CTKの皆さん、お疲れ様でした!来年は恐らく都響第9を聴いた後、みなとみらいに向かいます。(←既にダブルヘッダー予定)

2014/12/28
東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 2014年第九特別演奏会
@東京文化会館

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

ソプラノ:並河寿美
メゾ・ソプラノ:坂本朱
テノール:望月哲也
バリトン:黒田博
合唱: 東京シティ・フィル・コーア(合唱指揮:藤丸崇浩)
管弦楽:東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団
コンサートマスター:戸澤哲夫
指揮:飯守泰次郎

ようやく今年最後の第9。メータ/イスラエル・フィルが演奏したベジャールのバレエ版を含めれば9回行った事になる。毎年「今年は第9いいんじゃない?」と思いつつ、気がつけば複数回のチケットを持っているのはどういうことだろう(苦笑)
シティ・フィルは、飯守さんの気迫に満ちた指揮にオケが必死に食らいつき、気宇壮大な熱演を披露。特にドイツ物に一家言を持つ飯守さんの「第9」は質実剛健、唸り足を踏み鳴らしてグイグイと進んでいく。それ自体は非常に魅力的なのだが、会場が文化会館というのが正直言ってオケには気の毒だった。随所の細かいキズが全て白日の下に晒され、オペラシティではあまり気にならないような所が気になってしまう。
合唱は驚くほどよく子音が飛んで好印象。前日の京響コーラスほどではないにせよ良かった。独唱ではSの並河さんが傑出、4重唱では美声がこれでもかと飛んできた(笑)

2014/12/27
京都市交響楽団 第九コンサート
@京都コンサートホール

バーバー:弦楽のためのアダージョ
ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

ソプラノ:リー・シューイン
メゾ・ソプラノ:池田香織
テノール:西村悟
バリトン:須藤慎吾
合唱:京響コーラス(合唱指揮:小玉晃)
管弦楽:京都市交響楽団
コンサートマスター:四方恭子(客演)
指揮:大野和士

まずコンマスがあの四方さんなのに驚き!ファンとしては大変嬉しいサプライズ。
11年都響との凄演を聴いた身としてはどうしても比較したくなるが、今回の京響も3年前に劣らぬ名演。オペラティックな表現や巧みな声楽の扱いは流石で、1楽章のシリアスな表情の濃さは増したのでは。ディナーミクの幅も非常に広く、冒頭の空虚五度の刻みは聴こえるギリギリの音量の一方、ffは猛々しい。初めて聴く京響のサウンドは実にブリリアント。上村さん率いるVcセクションの雄弁さは特筆すべきだし、トゥッティでのふわりと余裕ある響きは海外オケのよう(東響に近い?)管楽器も全く破綻なく、芯のあるティンパニも理想的。大野さんの第9はダイナミックでリッチだが、14型の通常編成でも音量的には問題なし。(都響では16型倍管だった!)欠点はほぼ皆無だが、少し上品に過ぎるか。でもこれは美質でもある。
声楽陣も高水準。テノールの西村さんは以前メンデルスゾーンの「讃歌」(武蔵野合唱団定期)でソロを聴いて驚嘆して、それから注目している方。今回の行進曲ソロも日本人離れした軽やかな美声を響かせていた。京響コーラスは美しいだけでなく、アマチュアとは思えぬ指揮への柔軟さを発揮し大健闘。
マエストロ大野・優秀な京響・美しい声楽陣が三位一体となり、それぞれが掛け合い昇華する稀有なライヴとなった。本当に京都まで来て良かった!!

・・・それにしても都響カラーが強く、あまり京響を聴きに来た気がしませんでした(苦笑)終演後、Sのシューインさんに26に東京で聴いた旨をお伝えしたら"You did?"と喜んでおられました。大学の先輩でいらっしゃるMs池田さん、われらが四方さんにもお会い出来て満足です♪

2014/12/25@東京文化会館
2014/12/26@サントリーホール
都響スペシャル ベートーヴェン「第九」

ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」

ソプラノ:リー・シューイン
アルト:中島郁子
テノール:オリヴァー・クック
バリトン:青山貴
合唱:二期会合唱団(合唱指揮:藤本淳也)
管弦楽:東京都交響楽団
コンサートマスター:矢部達哉
指揮:小泉和裕

神奈フィルでも聴いた小泉さんの第9。(県民ホール・・・泣)
2楽章スケルツォでの魔性的なA音のオクターヴ跳躍の強調以外、ザ・正攻法。スピード感がありかつ重厚・堅牢だが、25日文化は都響にしては若干緩かったのではないかと。(特に1stHrとTimp)それでも仰け反るほどの弦の音圧は圧倒的、Trpもお二人にも係らず歓喜の主題は実に伸びやかで高らか。"seid umschlungen, Millionen!"のBsTrbも綺麗に決まって気持ちよかった。26日サントリーは最良の千秋楽公演!文化のソリッドな響きとは異なり、豊麗な弦の響きが実に美しい。全体的なまとまりもグッと向上。プレスティッシモは昨夜より更に速かったが、全く動じぬオケは流石。
独唱は高水準、個人的にはBrの中山さんのレチタティーヴォが音量・声ともに最高だった。最近聴いたレチタティーヴォの中では堀内さんの次に良かったかも。二期会の合唱も良かったが、今年はベース系が少し弱く惜しかった。昨年末インバルの時の男声は凄すぎたのかな?

今年も数々の充実した演奏を聴かせてくれた都響に心から感謝!来年も楽しみです。

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